愛しさの言葉は魔法~はなのゆりかご『スピカ』より
何度読み直しても泣いてしまう。
羽海野チカ短編集「スピカ」の中のはなのゆりかご
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あらすじ…ある村にノーベル賞候補にもあがるほどの
実力がある偏屈な博士がいました。人付き合いが
苦手で村人たちは「あんなヤツに女房がいるなんて」
とか「女房も実は作ったかもな」と陰口を叩いていました。
突然病に倒れた博士をやさしく看病する奥さん。だけど
博士はやさしくされればされるほど罪悪感にかられる
のでした。それは…
奥さんのモリーに「可愛いモリー」と歳を取っても言い続ける
博士。花に水をやりながら「キレイに咲いてね」と毎日鼻歌
混じりに語りかける主人公の少年のお母さん。
可愛い。キレイ。それは魔法の言葉。
男性にとっては、カッコイイ。頼りになる。が魔法の言葉
なのでしょうか。
言葉と言うのは人を傷つけもするし、逆に人を勇気付けたり
人の心を豊かにキレイにしたりもする。その発した言葉は
いずれ自分に返ってきて、傷つけたら、人は離れてゆくし、
豊かにしたのなら、自分がピンチの時に相手の言葉で
助けてもらえる。
この「なはのゆりかご」の博士は知り合った頃のモリーが
美しくない、でも自分の事を親身になって想ってくれる。だから
”美しく見えるメガネ”を発明。そして結婚。歳を取っても目の
前に見えるモリーは若くかわいい女性のまま。
その事実を知れば女にとっては悲しい事。本来の自分の姿
でなく、幻の美しさを持つ自分に対して、「可愛い」と言っている。
長年モリーと暮らすうちに”可愛い姿”のモリーに対して、現実
のモリーを見つめないで「可愛い」と言い続ける事に罪悪感
にかられる博士。実はそれはモリーも同じで、メガネの事を知り
ながら、本来でない”可愛いモリー”のままでいる事での罪悪感
を持っていた。
でも、この悲しい過程のゆくえは、温かい気持ちになって涙が
出るほどやさしく愛情に満ちて、言葉の大切さがわかる結末が
待っている。
日本人の男性は不器用だし口下手だから、「いつもキレイだよ」
とか「可愛いね」とか言えないかもしれない。それでも褒め言葉
と言うものは相手を本当にキレイにしたり、可愛くするもの。
同じようにTVの中だけかもしれないけど、奥さんが旦那さんの
悪い所ばかりを指摘する風潮はどうかと。だから、お互いに
悪い点の指摘ばかりでいい点が見えないし、言えない。
人を褒める。人のいい所を見つける。
それは向上心にも繋がって、「可愛い」と言われれば毎日化粧
してもっと可愛くなりたいと思う。「キレイ」と言われれば笑顔を
絶やさないようにしたいと思うもの。
『お花って不思議なのよ こうやって毎日「カワイイね」
って言ってあげると なんでかしら 本当にキレイに
咲いてくれるのよ
まるで まほうみたいでしょ』
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