こんな映画を観た。
タランティーノ監督作
「イングロリアス・バスターズ」
この訪問者激減の中、この映画を紹介すると
女性向けの話題で来ていた人がドン引きして、誰も
来なくなるかもしれませんが、そんなマイナスな状況
でも紹介したくなる映画です。
映画は5つのパートにわかれている第二次世界
大戦時のフランスを舞台にした派手な戦争シーンの
ない戦争映画です。だって戦車や爆破(小規模なのは
あるけど)なんて出てきませんから。
ナチスに家族を殺されたユダヤ少女ショシャナの
復讐劇、ユダヤ系アメリカ人で構成されたバスター
ズによるナチス兵士狩りなどそれぞれの物語が
交わっていき、ラストでひとつになります。
この物語の流れの上手さはさすがです!!
冒頭からショシャナ一家を匿っているフランス農夫の
元へユダヤハンターと呼ばれるランダ大佐がやって
くる。家に入り、他愛のない話が長々と続く。しかし
ランダ大佐はユダヤ人がいる事には気づいている
のに何もしない様子。
この牛乳を飲みながら調査票に基づいて質問
していくランダ大佐。話が長くなれば長くなるほどに
観ている方の緊張感も増してくる。
「もう、わかってんなら、早くどうにかしちゃいなよ」
その他愛もない長い会話の緊張感がタランティーノ
らしい。スパイと落ち合う場所だった地下の酒場では
運悪くナチス兵士たちが子供の誕生を祝うパーティ
の真っ最中。このシーンも他の監督だったらカットして
短くしてしまう所を延々と見せ付ける。
そして、ばれるかばれないかの緊張感がどんどん
増してくる。
それにバスターズのバカっぽさも最高!!「地下の
酒場は危険だ…地下だから」。アホですよ、こいつら。
そのキャラもまた大好きなんですよ。
「まぁとりあえずナチス兵士の頭の皮100枚はいで
きちゃいなよ!!」との極悪っぷりをみせる女子の
好きなブラピさま。何だか、生き生きと演じています。
そのブラピ扮するアルド中尉がイタリア語もしゃべ
れないのにナチス官僚が集まる映画館でのランダ
大佐との会話シーンには大爆笑。ここ一番好き!!
スクリーンの中で高笑いするショシャナには
ホラーヒロインのような美しいさと怖さを感じ
ました。このシーンもパニック状態で逃げ回る
観客たちと対比していて大好き。
ランダ大佐も極悪なようで計算高く、自分がよければ
オールOKな人。ニヤけ顔で交渉するシーンにも
爆笑!!映画の中で一番インパクトあるキャラが
ランダ大佐。
そして、歴史大好きで特に「レッドクリフ」の自由な
表現をボロクソに言ってた人はこの映画大嫌いで
しょうね。だって、歴史なんて完全無視な結末なんで
すからね。
まぁそんな人は「イングロリアス・バスターズ」は
眼中にないでしょうけどね。それとキレイなブラピ
が好きな女子もやめた方がいいですよ。R15の
超バイオレンス映画ですから。
観終わった後は前作の「デス・プルーフ」の方が
好きかな?と思っていたけれど時間がたっても
印象が薄れない。だから今は今年観た劇場限定の
映画ならば一番好きだと断言します。
後日ランキングは塗り替えられるがそれはまた
別の機会に。
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